杉の中でも、最高級と言われる材料の秋田杉を使った建具を作っています。
近所では、なかなか見ることのないムソウ建具。
材料が高いだけに、慎重に作っています。
今回は、秋田杉で作るムソウ建具①!打ち合わせは念入りに!について紹介します。
秋田杉で作るムソウ建具①!打ち合わせは念入りに!
前回、熱海で30億の別荘を見に行ったことを書きましたが、今回のムソウ建具をつくるためです。
秋田杉の赤(フシ・しらた無し)だけを使って作りますが、既製品の建具と違い落ち着きのある、品のある建具になるでしょう。
材料の値段が滅茶苦茶高いので、念入りに打ち合わせを施主さんと話をしていきます。
図面を書くこと5回(汗)と時間が掛かってしまいましたが、細かく念入りに打ち合わせです。
なかなかイメージ出来ない所は、型も作ってイメージをしていて抱きました。
型を見て頂くと、思ったイメージとことなってきます。
そこで、また修正です。
型は何回作ったかわかりませんが、
シンプルな形がいいか?ち
ょっと工夫したかたちがいいか?
と迷っていたんですが、シンプルにと言うことで決まっています。
現在作っている所ですが、間違いは許されないので念入りに確認しながら作っています。
寸法を念入りに細かく出しながら、作る順番を考え作っていますが簡単に作れるものではありません。
でも、木工職人としてとても楽しいです。
秋田杉とはどんな材料?
秋田杉とは、秋田県米代川流域を中心とする森林地帯に生育する天然杉のこと。標準樹齢200年~250年で美しい木目を持ち、住宅の高級内装材や天井板、また「曲げわっぱ」や桶・樽などに利用されてきた。しかし、近年の乱伐で天然秋田杉の資源量は減少し2012年度で生産終了となった。現在は、秋田杉の種子から生育させた実生(稚樹の手前の段階)による植林(造林)が、広く行われ、人工造林の杉は「秋田杉」、天然の杉は「天然秋田杉」と呼ばれている。
天然秋田杉は、秋田杉(人工的に植栽、育成されたスギ)とは異なり、枝打ちや間伐などの世話を施さない。そのため成長の遅さから年輪の幅が狭く、結果として強度に優れている。この特性を利用し、大館市の伝統工芸品・大館曲げわっぱなど、江戸時代より工芸品や建材として用いられている。
仁別森林博物館では天然秋田杉が展示されている。江戸時代に佐竹藩は、藩の重要な財源として、秋田杉の保護と育成に努めた。秋田杉は年輪の幅が揃い、木目が細かく美しい特徴がある。また、伸縮が少ないため、狂いが小さく、耐久性に優れた性質を持っている。このため、建築材料や家具の材料など、幅広く利用されている。
引用元:WIKI
秋田杉で作るムソウ建具①!打ち合わせは念入りに!まとめ
今回は、秋田杉で作るムソウ建具①!打ち合わせは念入りに!ついて紹介しました。
手が掛狩り建具の大きさが変わると、中の物も大きさが変わるのでまとめて作ることはしていません。
時間がかかりますが、作っている私自身も完成が楽しみです。
\ お気軽にどうぞ /
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見積もりはお金はかかりません
オーダーで作るものなので、決して安い物ではありませんのでご了承下さい。
でも、大きさはピッタリサイズ・材質・機能性などご希望に答えていきます。^^