引戸建具の調子が悪いときには、色々な原因があります。
- 重さによって、鴨居が下がって動きが悪い。
- 敷居が下がった。
- 建具・建具枠がねじれている。
- レール(敷居)鴨居が曲がった
- 建具が反った
- 戸車が壊れた
などが考えられます。
そこで今回は、そのなかでも戸車交換に役立つよう戸車の種類」を紹介していきます。
引戸建具の調子が悪い時戸車の交換!戸車の種類を紹介
引戸建具の下についている戸車は、大きく分けて3つあります。
それは、下の敷居・レールによって戸車は決まります。
最近1番多いのは、V戸車Vレールです。
それでは、紹介していきます。
引戸建具V戸車
今、一番主流になっている戸車です。
洋室で引戸が付いている場合ほとんどが、V戸車Vレールです。
Vレールを使うことによって、スムーズに軽く動かすことができます。
V戸車
シンプルで一番安いタイプです。
戸車がVになっています。
建具を建付けを微調整するときは、ハネの部分ペンチなどで折り曲げて調整します。
これは、調整戸車。
プラスドライバーで戸車を調整できるので、建具の建付けを見やすい。
V戸車自体は、どこのメーカーも変わらないかと思いますが、戸車を作る形状が違います。
建材メーカー独自で作っているV戸車もあります。
なので、戸車が付いている穴と戸車本体がしっかりと収まるか確認しましょう。
Vレール
Vレールには、色々と種類がありますが、V戸車が走る溝はかわりません。
引戸建具が取り付けられる場所の状態によって変わってくるということです。
フロアレール
フロアレールであれば、床にそのままビス止めで使うことが出来ます。
高さも3mm程度なので、つまづくことがほとんどありません。
プラシキレール
幅が21mm位で元々敷居があり、21mmの溝が彫られている所をV車を走らせたいときにつかいます。
引戸建具平車
平車(ひらぐるま)と言いますが、戸車が平になっています。
引戸建具平車は、主に和室で使われていることが多いです。
21mmの溝がついている敷居の中を走っています。
引戸建具丸車
最近では、ほとんど室内では使われていません。
レールがとび出ているため、つまづいてしまったりして危険なんです。
古い家であれば、甲丸レールが使われていましたね。
今でも引戸玄関に使われています。
レールが上に出ていることで、雨水が家の中に入ってこないです。
その他の戸車
外れ防止戸車
数的には、あまり無いかもしれません。
ちょっとV戸車とわかりづらいかもしれませんが、戸車の所がTになっています。
字のごとく、建具がレールから外れにくくなっています。
袖付き戸車
ほとんど目にすることが無いかもしれませんが、私の感覚ですと昔の土間に使われているように思います。
レールは甲丸レールに似ていますが角ばったレールです。
ネットで調べてもレール画像がありませんでした。
既製品建具の戸車交換の紹介をしています。こちらもどうぞ
⇒⇒ 1本引き建具の戸車・レール交換!既製品の建具はちょっと違う!
引戸建具の調子が悪い時戸車の交換!注意点
現在、洋室が多いので、建具枠と建具がセットになっているものがほとんどです。
となると、メーカーは例えば、ノダであったり、トステム、ナショナルなどありますが、金物は独自に作っていたりします。
となりますと、ホームセンターにいっても全く同じものはありません。
あとはネットで探すか、家を建ててくれた所に行って、お願いしたほうが良いかもしれません。
また、木工店が作ってくれた建具で戸車の種類がわからなければ、壊れた戸車をもってホームセンターに行って、店員さんに選んでもらえばいいかもしれません。
戸車にも大きさがありますので、大きい物を選ぶと入らないということまあるので注意しましょう。
引戸建具の調子が悪い時戸車の交換!戸車の種類を紹介!まとめ
今回は、引戸建具の調子が悪い時戸車の交換!戸車の種類を紹介!についてお伝えしました。
引戸建具の戸車が壊れている時には、建具の動きが重たくなったり、ゴツゴツと音が言うようになったりの症状はでてきます。
ですから、調子が悪いと思いましたら、直ぐに戸車交換しましょう。
早くしないと、無理なことして傷を増やしてしまいます。
わからないときには、戸車を外しホームセンターに行きましょう。^^