毎日触って動かす建具は、長く使っていればどうしても金物が壊れてしまいます。
でも、なかなか修理するのが面倒なものです。
敷居をもっと悪くしたり、建具も傷んでしまいます。
心情的にもストレスにもなりますしね。
今回は、「1本引き建具の戸車・レール交換!既製品の建具はちょっと違う!」について紹介して行きます。
1本引き建具修理前
市内に住むYさんのお宅は、20年住んでいるとお聞きしました。
修理の依頼された場所は、玄関からリビングに入る1本引きの建具です。
家族が集まるリビング入口なので、建具を使う頻度は高いと思われました。
現状を見て見ますと、長い間我慢して使っていたようです。
レールは、埋め込み型の外れ防止のレール!
調子悪いまま建具を使っていたので、敷居もキズが増えてしまっています。
戸車もガタガタでした。
これでは、動くはずもありませんね。^^
戸車の種類について紹介しています。こちらもどうぞ
⇒⇒ 引戸建具の調子が悪い時には戸車の交換!戸車の種類を紹介!
1本引き建具の戸車・レール交換!
Yさんのお宅の建具は、木工所で作った建具ではありませんでした。
既製品(枠と建具のセット)の建具なので、通常の金物と違います。
建具の下を見てみますと、シールがあります。
永大産業!
と言うことで、同じ戸車・レールを探してみました。
一般的に木工所が使う金物とは違い、既製品の建具を作る会社の独自の金物と言うことで3~4倍程度値段が高い金物でした。
レールは、傷が隠れるように被せるレール(フロアレール)にしました。
戸車は、ちょっと加工が必要です。
レールを付けて完成です。
建具の動きが良くなり、建具が開いてしまう
建具の動きが良くなると、閉めたつもりが勝手に建具が開いてしまうことがあります。
今回も、10mm位建具が開いてしまいました。
そこで、スプリングを鴨居に取り付けます。
これで、バッチリです。
建具修理完了です。
まとめ
今回は、1本引き建具の戸車・レール交換!既製品の建具はちょっと違う!について紹介しました。
建具修理は、全く同じ金物が見つかれば簡単ですが、なかなかそうはいきません。
その時によって変わってくるので、今回のケースは施主さんが自分で修理するのは難しいのではないでしょうか。
これで、ストレスなく生活できますね.^^
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